金融日記


高市首相衆院解散で日本株はさらに上昇、トランプ大統領のドンロー主義が加速(金融日記 Weekly 2026/1/9-2026/1/16)

公開日: 2026年1月18日 X


TOPIX: 3658.68, +4.1% (1w), +6.8% (YTD)
Nikkei225: 53936.17, +3.8% (1w), +7.1% (YTD)
S&P500: 6940.01, -0.4% (1w), +1.4% (YTD)
USD/JPY: 158.60, +1.1% (1w), +1.4% (YTD)
EUR/JPY: 184.11, +0.7% (1w), +0.2% (YTD)
Oil(WTI Futures): 59.44, +0.5% (1w), +3.5% (YTD)

 先週(1月9日-16日)の日本株は、政局の流動化を受けて大きく上昇した。TOPIXは週間で+4.1%、日経平均も+3.8%と急騰し5万4000円台に迫っている。一方で米国株はトランプ政権の混乱を嫌気し、S&P500はマイナス圏だった。
 高市首相が今月23日召集の通常国会冒頭で衆議院を解散し、総選挙に打って出る見通しとなった。対中強硬姿勢で支持率が高止まりしている今が好機と判断したようだ。市場は選挙に向けた大型の経済対策(バラマキ)を先取りし、株価は大きく上昇している。 しかし、長年自民党と連立を組んできた公明党が高市政権の右傾化に反発し連立を離脱したが、なんと立憲民主党と合流し「中道新党」を結成して対抗する動きを見せている。「高市自民(保守)」vs「立憲・公明新党(中道リベラル)」という、かつてない明確な対立軸が生まれたことで、選挙戦は面白くなってきた。
 一方、米国ではトランプ大統領の「ドンロー主義(現代版モンロー主義+トランプ流取引)」が加速している。ベネズエラへの軍事攻撃に続き、今度は「グリーンランドを買収する」と宣言。デンマークや欧州各国がこれを拒否すると、即座に欧州8カ国に対して10%の追加関税を課す方針を示した。さらに、FRBのパウエル議長に対して政治的圧力をかけ、ついには刑事捜査の対象にするという前代未聞の事態も発生し、米国の法の支配と市場の独立性が揺らいでいることが、米国株の重石となっている。

●立・公が新党、衆院選へ「中道結集」公明は小選挙区撤退 「反・高市」で対抗軸
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO93791050W6A110C2MM8000/

●立憲民主党と公明党が新党結成で合意:中道勢力を結束させ高市保守政権と対峙
https://www.nri.com/jp/media/column/kiuchi/20260116.html

●高市首相解散、中長期政策にリスク 衆院議員任期半ば未満は過去1割
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA161BG0W6A110C2000000/

●衆院冒頭解散は5回目 最短の「16日間」決戦へ
https://www.jiji.com/jc/article?k=2026011700330

●衆議院の解散あす表明へ 与野党の幹部が論戦 日曜討論
https://news.web.nhk/newsweb/na/na-k10015029381000

●FRBパウエル議長、刑事捜査の対象に トランプ氏の政治圧力を示唆
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN120B90S6A110C2000000/

●トランプ氏、欧州8カ国に10%追加関税へ 「グリーンランド購入まで」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN1736E0X10C26A1000000/

●カナダが中国に傾斜、カーニー首相「新たな世界に備える」 はや反発も
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN16C440W6A110C2000000/

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米個別銘柄の週間パフォーマンス (2026/01/09-2026/01/16)

米個別銘柄の週間パフォーマンス

出所: Google Finance, Yahoo!Finance

香港個別銘柄の週間パフォーマンス (2026/01/09-2026/01/16)

香港個別銘柄の週間パフォーマンス

出所: Google Finance, Yahoo!Finance

日本個別銘柄の週間パフォーマンス (2026/01/09-2026/01/16)

日本個別銘柄の週間パフォーマンス

出所: 会社四季報、Yahoo!ファイナンス

直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティリティの推移

直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティリティの推移

出所: 日経新聞社

直近1年のドル円とユーロ円の推移

直近1年のドル円とユーロ円の推移

出所: セントラル短資

イールドカーブ (2026/01/16)

イールドカーブ

出所: Bloomberg.com

主要通貨の週間パフォーマンス (2026/01/09-2026/01/16)

主要通貨の週間パフォーマンス

出所: セントラル短資

直近1年のS&P500種指数と原油価格の推移

直近1年のS&P500種指数と原油価格の推移

出所: Yahoo!ファイナンス、Bloomberg.com

地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD] (2026/01/09-2026/01/16)

地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD]

出所: iShares, Bloomberg.com

今週のマーケット・イベント

1月19日(月)
日11月機械受注
日11月第三次産業活動指数
中国10-12月期GDP
中国12月鉱工業生産指数
中国12月小売売上高
中国12月固定資産投資
世界経済フォーラム(ダボス会議)(-1/23)
IMF世界経済見通し
休場:米(キング牧師誕生日)

1月20日(火)
柏崎刈羽原発(6号機)再稼働
独1月ZEW景況感指数
決算:Netflix、他

1月21日(水)
ネプコンジャパン(エレクトロニクス開発・実装展、-1/23)
米10月建設支出
米12月住宅販売保留指数
米20年国債入札

1月22日(木)
日銀金融政策決定会合(-1/23)
日12月貿易統計
米7-9月期GDP(改定値)
米11月個人所得
米11月個人消費支出(PCE)

1月23日(金)
植田日銀総裁会見
日銀経済・物価情勢の展望
日12月全国消費者物価指数(CPI)
通常国会召集(高市首相が解散宣言か)
米1月製造業購買担当者景気指数(PMI)
決算:Intel、GE、他

1月24日(土)

1月25日(日)

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