金融日記


週刊金融日記 第732号 AIバブルでDRAMとSSDが高騰する中でWindowsPCを買ったので環境構築とメモリ業界の話、他

公開日: 2026年05月28日 X


※この記事は2026年05月26日発行の有料メルマガ『週刊金融日記 第732号』のダイジェストです。

// 週刊金融日記
// 2026年5月26日 第732号
// AIバブルでDRAMとSSDが高騰する中でWindowsPCを買ったので環境構築とメモリ業界の話
// キオクシア上昇止まらず
// レストランのデータベース作りを再開します
// オンラインで第二外国語を勉強しよう
// 他

 こんにちは。藤沢数希です。
 週末はまた深センに行ってきました。二週間連続です。この週末は買物に行きたい知人と前から予定していたやつで、先週末は、『プラダを着た悪魔2』を見て、ファッションにインスパイアされて急遽ですね(笑)。ファッションの中心は深センなんですよ。少なくとも買う方に関してはね。世界のアパレル工場は深センとそのお隣の広州に集積しているんですわ。

★広大な服飾卸売市場を歩けば、そこら中に世界中に発送されるパッキング済みの衣服の山が築かれています。
https://x.com/kazu_fujisawa/status/2058134299229192454

『週刊金融日記 第725号 GDP350兆円もある粤港澳大湾区(Greater Bay Area)は観光地としてもとてつもないです』
『週刊金融日記 第730号 アメリカン資本主義(欧州も)の行き着いた先を見せてくれた「プラダを着た悪魔2」といよいよ西側の敗北という話』

 このカオスというか活気が、なんとなく昔の高度経済成長期だった昭和の日本を思わせるんですよね。
 市販車ベースの世界最高峰のバイクレースである世界スーパースポーツ選手権(WorldSSP)でも、設立して間もない重慶の新興メーカー・張雪機車(ZXMOTO)が、Yamaha、Ducati、Kawasakiといった強豪を次々とぶち抜いて優勝ラッシュを続けています。貧しい湖南省の村で生まれた張雪さんは、バイクの修理工として働いていたんですけど、そこでバイクについて学びました。その後、紆余曲折を経て2024年にバイクメーカーのZXMOTOを設立しました。いまや世界最高峰のレースで中国メーカーとして歴史的な勝利を重ねているわけです。

★本田宗一郎さんも15歳で上京して自動車修理工で丁稚奉公してから独立して、戦後、浜松の廃工場を譲り受けて本田技術研究所を設立しました。旧日本軍の発電機をエンジンに変えたバイクを開発しヒットさせ、1959年にマン島TTレースに初挑戦して世界に名を馳せ、すぐに頂点へと駆け上がっていったわけです。張雪さんは、中国の本田宗一郎かもしれません。
https://x.com/kazu_fujisawa/status/2058249000491643018

●Fired by Yamaha & a 2-Year-Old Bike: How They Fought Back? | The Legend of Valentin and Zhang Xue
https://www.youtube.com/watch?v=q7Xu1CD8qyE

 世界の株式市場はスペースXの上場に戦々恐々としていますが(時価総額は1.75兆ドル以上になりそうです。日本で280兆円!)、香港では香港初の宇宙飛行士の話題で盛り上がっています。
 5月24日夜、中国の有人宇宙船「神舟23号」に香港出身の黎家盈(Lai Ka-ying)さんが搭乗して打ち上げられました。香港警察のサイバーセキュリティ担当で(コンピューターサイエンス博士号持ち)、三児の母でもある彼女は、香港出身として初の宇宙飛行士となりました。無事、天宮宇宙ステーションに到着し、長期滞在ミッションに挑んでいます。

●SpaceX's historic IPO plans: Billions in losses and Musk's massive ownership
https://www.cnbc.com/2026/05/20/spacex-ipo-live-updates.html

●中国 有人宇宙船「神舟23号」打ち上げ成功 宇宙ステーション「天宮」にドッキング 香港出身の宇宙飛行士が初搭乗
https://www.youtube.com/watch?v=d-pW9D9vWao

 鰻の完全養殖は、2010年に国立研究開発法人水産研究・教育機構(当時の水産総合研究センター)が世界で初めて成功させましたが、当初は人工シラスウナギ1尾の生産コストが100万円以上かかるなど、非現実的なレベルでした。しかし、研究者たちは飼料・水槽・自動化技術の改善を地道に続けました。その成果が実を結び、2025年にはヤンマーらとの量産用水槽の共同開発により、生産コストを2016年の4万円から約1800円(20分の1)まで劇的に低減することに成功しました。
 そして2026年5月、大分県の山田水産が水産研究・教育機構の技術を活用して育てた完全養殖ウナギの蒲焼を、世界で初めて一般消費者向けに試験販売開始に漕ぎ着けました。1尾あたり4500円です。まだまだ、一般的な国産養殖ウナギより高価ですが、量産化が進むことで将来的にはさらに価格が下がる見込みです。
 これで、日本人が鰻を食べ尽くして絶滅させることは、なんとか回避できるかもしれませんね。朗報です!

●Masuda, Y., Imaizumi, H., Oda, K., Hashimoto, H., Usuki, H., & Teruya, K. (2012). Artificial completion of the Japanese eel, Anguilla japonica, life cycle: Challenge to mass production. Bulletin of Fisheries Research Agency, 35, 111–117.
https://fra.repo.nii.ac.jp/record/2010911/files/fra_k_35_111.pdf

★僕は、鰻は遅かれ早かれ絶滅するだろうな、と悲観的に見ていましたが……。
https://x.com/kazu_fujisawa/status/2058470601254408422

●完全養殖ウナギ“世界初”一般向けに販売へ 1尾あたり4500円 一般的な国産より高価格…今後の量産化が課題(2026年05月21日)
https://www.youtube.com/watch?v=4yr8AGXgbTU

 今週も読者から興味深い投稿がいくつもあります。見どころは以下のとおりです。

-オンライン広東語レッスンで世界が変わりました
-ボロ戸建て投資を考えていますが藤沢先生の見解をお願いします
-八重洲勤務ですが割高なタワマンを避けて江東区の中古一戸建てを買おうか迷っています

 それでは今週もよろしくお願いします。

1.AIバブルでDRAMとSSDが高騰する中でWindowsPCを買ったので環境構築とメモリ業界の話

 僕は基本的に物持ちが良い方なので、スマホもPCも買い替えペースはたいていの貧乏な人たちより遅いです。最近、iPhoneを買い替えた話を書きましたが、3年以上使ってからですね。銀行とか証券会社とか電子マネーとかのアプリの乗り換えがかなり大変なんですよ。また、MacBookを新しいのに乗り換えたのはバックナンバーを見ると、2024年の12月ごろで、これも5年ぶりぐらいです。
 僕はノートPCはMacを、デスクトップはWindowsという二刀流なんですが(将来的には、HarmonyOSも加えて三刀流にすることも目論んでおります)、どうも最近ではMacBookがメインになり(以前も紹介しましたが、これを外付けディスプレイにつないで、キーボードとトラックパッドを買えば、もう快適にデスクトップになるわけですね)、WindowsPCの方は古いのを騙し騙し使っておりました。

『週刊金融日記 第655号 新しいMacBookを買ったので環境設定の話とスマホやPCの進化と半導体戦争について』
『週刊金融日記 第723号 iPhone乗り換えしたのでいろいろ大変だったことを報告します』

 バックナンバーを見ると、2019年12月にセットアップしたIntel製のNUCというミニPCです。もう6年以上使ったわけです。なお、このIntel純正のミニPCはもう販売されておりません。

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2.今週のマーケット

●キオクシア上昇止まらず、NVIDIA好決算、ホルムズ海峡は米軍がこっそり敗走へ(金融日記 Weekly 2026/5/15-2026/5/22)
https://www.kinyuunikki.com/market-commentary/20260524-KioxiaSoaringNvidiaPricedIn.html

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3.ブログではいえないお店

-レストランのデータベース作りを再開します

 今週でメルマガも732号目になりました。僕の本業はフードライターです。
 このコーナーでは覆面レビュアーとして、直接・間接的にどこからも報酬を受け取ることなく、自分で訪れて、しっかりと自腹で食事をしてきたお店の中から、一定以上のクオリティと認められたお店だけを紹介してきたわけです。
 僕が東京のレストランによく行っていたころは、まだデフレ気味で、1ドル=100円ちょっとの時代でした。それで、1人1万円ぐらいのデートで使えそうなおしゃれな雰囲気で、かつ美味しいお店を中心に探してきたわけですね。その後、だんだん美食に傾倒して、銀座の鮨などの高級店が増えた時期もあったりしました。
 それで、このコーナーに採用される割合は、だいたい覆面取材した2軒のうち1軒ぐらいです。食事は2人ぐらいが多く、まあ、3人、4人ぐらいの時がちょくちょくという感じですね。ということは、ざっくり700軒紹介して、その倍の合計1400軒ぐらいは行ったわけで、1万円×2人×1400軒とすると、2800万円ぐらい使ったわけですね。まあ、こうして見ると、デフレと1ドル=100円時代だけあって、そこまでではありませんね。同じだけの食事をすると、いまだと5000万円以上は軽くかかるように思いますわ……。

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4.藤沢数希の身もフタもない人生相談

-オンライン広東語レッスンで世界が変わりました

お世話になっております。
第730号で、昨年夏の香港マカオ旅行記を投稿させていただいたものです。
Victor(40代)と申します。投稿を取り上げていただき、ありがとうございました。
やはり今ものすごく航空券の値段が上がっていますね……。

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