中国レアアース輸出規制でアメリカがTACOることは確定だが問題は中国もXiCOるのか（金融日記 Weekly 2025/10/10-2025/10/17）

公開日: 2025年10月19日 X

TOPIX:	3170.44,	-0.8% (1w),	+13.2% (YTD)
Nikkei225:	47582.15,	-1.1% (1w),	+19.3% (YTD)
S&P500:	6664.01,	+1.7% (1w),	+13.3% (YTD)
USD/JPY:	150.58,	-0.4% (1w),	-4.1% (YTD)
EUR/JPY:	175.50,	-0.1% (1w),	+7.4% (YTD)
Oil(WTI Futures):	57.54,	-2.3% (1w),	-19.8% (YTD)

　国内は、高市早苗新総裁、そして、初の女性宰相になると思われていたが、公明党が自民党との連立を離脱したと思ったら、節操なくすぐに日本維新の会との連立交渉を進めるなど、目まぐるしく政局が繰り広げられている。立場が強くなった維新側は連立の条件として、衆院比例50議席削減（これが実現すれば少数政党が壊滅的な打撃を受ける）や、副首都構想実現の確約などを突きつけている。
　一方、世界は、中国のレアアース規制を巡る米中対立の激化が危惧されている。先週、アメリカ経済や軍事のチョークポイントとなっている、中国がほぼ独占しているレアアースなどの希少ミネラルの輸出規制に激怒したトランプ政権は、100%追加関税やオランダの中国資本半導体企業の接収など、強硬な報復措置に打って出た。しかし、分が悪いと悟ったトランプ大統領はすぐさまTACOり、株価は戻す展開となっている。
　問題は、アメリカがTACOったあとに、中国側がどう出るかだ。習近平国家主席が強硬姿勢を維持するのか、それとも国際的な反発を恐れて規制を緩めるXiCOるとなるのか。週末には中国側が懸念緩和に努めているとの報道も出たが、今月末に韓国で行われるAPECでの米中首脳会談を控え、両国の激しい駆け引きが続いている。

●維新要求の議員定数削減、衆院比例50減なら参政や保守は１議席に
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA172AG0X11C25A0000000/

●維新、自民との連立に20日正式合意　消費減税や企業献金は継続協議
https://www.asahi.com/articles/ASTBM2HKCTBMPQIP01VM.html

●世界は中国が持つレアアース経済核兵器の存在に気づく|ω・`）（金融日記 Weekly 2025/10/3-2025/10/10）
https://www.kinyuunikki.com/market-commentary/20251013-ChinaTrumpsTrump-RareEarth.html

●「中国に待ち伏せされた！」レアアース規制にトランプ激怒...米中関税戦争が再点火した理由
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2025/10/574342.php

★100％追加関税発表後にすぐさまアメリカ政府からオランダ政府に指令がありオランダの中国資本の半導体企業が接収される。
https://x.com/kazu_fujisawa/status/1979531464510419390

●米中、首脳会談へ駆け引き激化　レアアースや関税武器に応酬
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025101800354

●中国、レアアース輸出規制巡る懸念緩和に努める　国際的な反発抑制へ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-10-18/T4BCHOGP493800

★おそらく筆者が世界で最初に言った「XiCOる」という言葉は今後一般的になっていくのだろうか。
https://x.com/kazu_fujisawa/status/1979193755275239533

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