日本初女性宰相高市早苗総理で円安&資産インフレへGo!トランプ大統領ノーベル平和賞受賞なるか(金融日記 Weekly 2025/9/26-2025/10/3)
公開日: 2025年10月05日 X
| TOPIX: | 3129.17, | -1.8% (1w), | +11.7% (YTD) |
| Nikkei225: | 45769.50, | +0.9% (1w), | +14.7% (YTD) |
| S&P500: | 6715.79, | +1.1% (1w), | +14.2% (YTD) |
| USD/JPY: | 147.40, | -1.4% (1w), | -6.1% (YTD) |
| EUR/JPY: | 173.13, | -1.0% (1w), | +6.0% (YTD) |
| Oil(WTI Futures): | 60.88, | -7.4% (1w), | -15.1% (YTD) |
週末、日本政治が大きく動いた。4日の自民党総裁選投開票の結果、大方の予想を覆し高市早苗氏が勝利し、日本初の女性総理が誕生することになる。事前の政治アナリストらの予想では小泉進次郎氏が圧倒的に優勢と見られていたが、1回目の投票で高市氏と小泉氏の上位2名に絞られた後の決選投票で、国会議員票を中心に支持を集め逆転した形だ。麻生氏が暗躍したとの噂である。
高市氏は、積極的な財政出動と金融緩和を柱とする「アベノミクス」の継承者だ。市場はこの高市首相誕生を織り込んでいなかったため、週明けの市場は、円安・株高で反応するだろう。本当にアベノミクスを始めるなら、資産インフレが加速することになる。一方、高市氏当選の立役者と言われる麻生氏は財政規律派である。また、党内には高市氏の歴史認識などで対立もあり、実際に首相になれば強硬な対中国への発言などは、これまでの閣僚時代と同じようにはいかなくなるだろう。そうなると、日本の右派の票をつなぎとめられなくなるかもしれない。よって、初の女性宰相誕生で人気があるうちに早期に解散選挙に打って出る可能性もある。
また、今週はノーベル賞の発表ウィークである。特に10日金曜日に発表される平和賞を巡っては、トランプ大統領が受賞するかどうかに注目が集まっている。本人は、インド・パキスタン紛争やアルメニア・アゼルバイジャン紛争の停戦合意、イスラエル・イラン紛争の仲介とイラン核施設の爆撃など、数々の紛争を解決してきたと自負しているようだ。
なお、プロレス的な恒例行事になっているが、歳出を巡る党派対立で米連邦政府機関が閉鎖されているので、当面は経済指標は発表されない見込みだ。
★高市早苗氏が自民党総裁選勝利し、日本初の女性宰相となる。
https://x.com/kazu_fujisawa/status/1974354621314576774
★大方の予想は小泉進次郎氏だったが、麻生派の「賭け」が最後の議員投票で功を奏した格好だ。
https://x.com/kazu_fujisawa/status/1974361413436256741
★歴史認識など自民党内で相反する考えがあり、また、総理ともなれば外交上もこれまでのような発言や行動はつつしむ必要がある。そうした問題が表出する前に、一気に衆議院解散に踏み切る可能性もある。
https://x.com/kazu_fujisawa/status/1974730112802455903
●高市早苗氏、自民党の新総裁に選出 日本初の女性首相となる見通し
https://www.bbc.com/japanese/articles/cgq452qqp1qo
●ノーベル賞渇望するトランプ氏、陰に陽に働き掛け 選考委員会に圧力
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-10-03/T3K22ZGQ7L8800
●米政府機関の閉鎖、恒例行事化した背景とその影響
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-10-02/T3H4GMGOYMTW00
米個別銘柄の週間パフォーマンス (2025/09/26-2025/10/03)

出所: Google Finance, Yahoo!Finance
香港個別銘柄の週間パフォーマンス (2025/09/26-2025/10/03)

出所: Google Finance, Yahoo!Finance
日本個別銘柄の週間パフォーマンス (2025/09/26-2025/10/03)

出所: 会社四季報、Yahoo!ファイナンス
直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティリティの推移

出所: 日経新聞社
直近1年のドル円とユーロ円の推移

出所: セントラル短資
イールドカーブ (2025/10/03)

出所: Bloomberg.com
主要通貨の週間パフォーマンス (2025/09/26-2025/10/03)

出所: セントラル短資
直近1年のS&P500種指数と原油価格の推移

出所: Yahoo!ファイナンス、Bloomberg.com
地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD] (2025/09/26-2025/10/03)
![地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD]](charts/Chart20251004_WrdEquity.png)
出所: iShares, Bloomberg.com
今週のマーケット・イベント
10月6日(月)
ノーベル生理学・医学賞
10月7日(火)
日8月家計調査
日8月景気動向指数
米8月貿易収支
米3年国債入札
ノーベル物理学賞
10月8日(水)
日8月毎月勤労統計調査
日9月景気ウォッチャー調査
FOMC議事要旨(9/16-17開催分)
米10年国債入札
ノーベル化学賞
10月9日(木)
日9月都心オフィス空室率
米30年国債入札
ノーベル文学賞
決算:ファーストリテイ、7&I、他
10月10日(金)
日9月企業物価指数
米10月ミシガン大学消費者態度指数
米9月財政収支
ノーベル平和賞
決算:良品計画、他
10月11日(土)
10月12日(日)