金融日記


週刊金融日記 第745号 なぜAIと半導体をめぐる天井なき果てしなき軍拡競争は決して避けられない運命なのか、他

公開日: 2026年08月25日 X


※この記事は2026年08月25日発行の有料メルマガ『週刊金融日記 第745号』のダイジェストです。

// 週刊金融日記
// 2026年8月25日 第745号
// なぜAIと半導体をめぐる天井なき果てしなき軍拡競争は決して避けられない運命なのか
// 米財務省の国債買い戻しでドル安円高・ビットコイン暴騰
// 東京に来たら鮮魚を扱う大衆店が粉ものや中国産冷凍食品のお店になっていた件
// 結婚して週刊金融日記を卒業しましたが8年ぶりに帰ってきました
// 他

 こんにちは。藤沢数希です。
 じつは、自動車免許の更新など、いろいろ用事があって、東京に帰ってきました。週末に戻ってきて、おお、思ったより涼しい!と安堵していたら、夕方にはゲリラ豪雨が襲ってきたり、夜中にスマホの緊急地震警報で叩き起こされたり、久々に東京の大自然から洗礼を受けました。

●東京・埼玉に「レベル4 大雨危険警報」 関東にゲリラ雷雨が発生
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000528080.html

★大雨で、汚水が東京湾に大量に流れてきていますが、この辺のインフラ整備は本当にがんばってもらいたいですよね。
https://x.com/kazu_fujisawa/status/2091430325641777526

『週刊金融日記 第618号 東京のウォーターフロントを浄化すれば芝浦や港南が港区覇権争いで下剋上できる』

 しかし、東京は、高級店以外の和食というか、大衆店の鮮魚などはかなりアレなんですが、フレンチとイタリアンは本当にコスパがいいですよね。何度も言っていますが、東京で美味しいのはフレンチとイタリアンなんですよ!

★丸の内のカジュアルと高級の中間ぐらいのフレンチで、居酒屋みたいに取り皿持ってきてもらって、みんなで頼んだメインを取り分けて、美味しいフランスワインをごくごく飲んで、最高です。
https://x.com/kazu_fujisawa/status/2091126875280306212/

★日曜日のブランチは、アメリカンで、東京の洋食は素晴らしいですね! サラダ中心でヘルシーなブランチです。
https://x.com/kazu_fujisawa/status/2091399807634194685/

★次に行ったイタリアンも良かったです。メルマガで紹介しますわ。
https://x.com/kazu_fujisawa/status/2091515050192457832/

 Xサブスク(月3USD)は、AppleやGoogleにピンハネされるスマホのXアプリからではなく、宇宙開発を応援するためにも、天才イーロン・マスクさんのXのWebをブラウザで開いていただいて、そこから直接ポチっていただけると助かります。
 今週は大注目のNVIDIAの決算です!

●AI革命の覇者 NVIDIA FY2027 Q2 決算
https://x.com/kazu_fujisawa/status/2091893903763149082

 今週も読者から興味深い投稿がいくつもあります。見どころは以下のとおりです。

-キオクシアよりもHBMトップのSKハイニクスのほうがよいのでは
-オラクルに関してはどうお考えですか
-最近はAIと半導体の話が多いですが中国株や中国の政治経済の話をもっと聞きたいです
-結婚して週刊金融日記を卒業して早8年セックスレスに耐えきれず帰って参りました

 それでは今週もよろしくお願いします。

1.なぜAIと半導体をめぐる天井なき果てしなき軍拡競争は決して避けられない運命なのか

 今週は、AIと先端半導体についての大事な話をしたいと思います。メモリ半導体なんか特にそうですが、かなり地味な業界でした。好況のときに増産のための設備投資をして、それで製品が世に出るのが3年後とかなんで、構造的に不安定で、いわゆるシリコンサイクルを繰り返してきました。それが、2022年11月30日に、ChatGPTが彗星の如く現れ、急に計算資源の獲得競争になりました。最初は、学習用GPUの需要が異常に増えました。多くのユーザーがAIを使うようになり推論(inference)の計算が増えると、メモリ需要も爆増したわけです。そして、半導体は、一気に、世界の中心的な産業へと変貌を遂げました。
 しかし、そろそろ、AIもさまざまな用途で十分な性能を獲得してきたのだから、AI開発競争も落ち着き、それゆえに、こうしたGPU、CPU、メモリなどの半導体への需要もなくなっていくのではないか、という意見もあります。
 本当にそうなのか、今週は考えてみたいと思います。まずは読者の方の投稿です。

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-AI半導体の供給過多論と「計算の圧縮」の可能性について

 いつも示唆に富むメルマガありがとうございます。
「半導体需要がこんだけあるのにツルハシ銘柄は歴史的なミスプライスなのか?」
という文脈において、計算の「圧縮」みたいな方向でブレークスルーがおきて供給過多になるリスクはどのくらいあるのでしょうか?

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2.今週のマーケット

●米財務省の国債買い戻しでドル安・円高、ビットコイン暴騰、NVIDIA決算に注目!(金融日記 Weekly 2026/8/14-2026/8/21)
https://www.kinyuunikki.com/market-commentary/20260823-UsTreasuryBuybackBitcoinNvidia.html

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3.ブログではいえないお店

-東京に来たら鮮魚を扱う大衆店が粉ものや中国産冷凍食品のお店になっていた件

 コロナ禍が明けてインバウンド観光客がたくさんやってくるようになったあとぐらいから、東京の飲食において、中途半端な価格帯のお店の鮮魚は地雷で、特に居酒屋なんかやべぇ、という話を何度かしてきました。
 それで、日本は乱獲によって年々シーフードが獲れなくなっているし、人手不足で店員が集まらないし、一方で、東京の不動産だけはどんどん上がっていき、こうした状況で、単価5000円ぐらいのお店で美味しい刺し盛りとか提供できるわけがなく、それでも提供しているところは、もう廃棄寸前とか、他で値段がつかないやべぇもんが出てくるぞ、と警鐘を鳴らしてきたわけです。もちろん、相続した店でやっているから家賃がゼロとか、お客様の笑顔を見るのが生きがいなんで原価率70%とかでやっているお店とかに行けばいいんですが、そういうところは予約困難店か、行列ができているのがふつうです。
 しかし、僕はただ批判するだけじゃなくて、解決策も提示してきました。東京での予算の限られた会食はイタリアンか中華でやれとか、居酒屋なら鮮魚はメニューになく、焼餃子とか唐揚げとか(中国の工場で作った冷凍食品です)がメインのお店とかがいいんだ、と。

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4.藤沢数希の身もフタもない人生相談

-キオクシアよりもHBMトップのSKハイニクスのほうがよいのでは

キオクシアもSKハイニクスも、PERや利益の伸び方は変わりません。
であれば、競合が生まれやすいNANDのキオクシアよりも、競合が生まれにくくデータセンター用のHBMでトップを走るSKハイニクスの方がよいのではないでしょうか?
また、両者の業績見通しについてなぜ中間ではなく最悪を想定したような株価になっているかというと、負のオペレーティングレバレッジがあるからです。
最悪を想定したとき、設備投資が重すぎて一気に赤字に転落します。
その可能性を考慮すると、予想PER5倍前後も妥当ではないでしょうか。

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