週刊金融日記 第740号 メモリ半導体株(Micron、SK hynix、Samsung、Kioxia)の低PERは歴史的なミスプライスなのか 供給編、他
公開日: 2026年07月21日 X
※この記事は2026年07月21日発行の有料メルマガ『週刊金融日記 第740号』のダイジェストです。
// 週刊金融日記
// 2026年7月21日 第740号
// メモリ半導体株(Micron、SK hynix、Samsung、Kioxia)の低PERは歴史的なミスプライスなのか 供給編
// NVIDIAフアンCEOが神田でもつ鍋!依然として半導体供給は全く足りない
// まだ品川駅周辺のオススメのレストランをまとめ中です
// マニラのゴーゴーにも地政学リスクの影響
// 他
こんにちは。藤沢数希です。
週末に、ディナーの後に、そういえば英語圏のXで天才イーロン・マスクさんが批判したりして、燃えていた映画がやってんなぁ、と思って見てきました。まあ、Xで燃えていた理由は、まずは、ヘレネ役に黒人女優のルピタ・ニョンゴを起用したり、トランスジェンダー俳優のエリオット・ペイジを起用したりしたポリコレ(Woke)キャスティングに対してですね。また、西側では義務教育で必ず教わる教養である古代ギリシャ文学の『オデュッセイア』を、あのクリストファー・ノーラン監督がいろいろ解釈を変えて映画化するとなれば、そりゃあ炎上するんでしょうね。日本人には、よく分からんことではありますが。
★英語の聞き取りはかなり難しい部類で、そもそも古代ギリシャ文学の『オデュッセイア』を知っていないといけませんが、見終わった後に、大急ぎで勉強したら、なるほど!と面白かったです。予習した方がいいですね。
https://x.com/kazu_fujisawa/status/2078467911363240329/
●映画『オデュッセイア』公式|9月11日(金)日本公開
https://odyssey-film.jp/
さて、東京の神田に、世界一の企業のCEOである革ジャンこと、NVIDIAのジェンスン・フアン氏が突如現れ、大衆居酒屋で日本の半導体企業トップらともつ鍋をつついていたニュースが話題になりました。
★NVIDIAが潰れそうになった時に救ってくれたのはセガの当時の副社長の入交さんなんだ、といい話をしていました。
https://x.com/kazu_fujisawa/status/2078702069327003902
また、Xでは中国のAIのKimiが、少なくともベンチマーク性能では、ClaudeやOpenAIのフロンティアモデルに匹敵しているということが話題になっていました。
★Xでは中国のKimiがベンチマーク性能でトップになったとかで盛り上がっていましたが、いやいや、Kimiって昔からあって、僕は使ってたし、いきなり出てきたわけじゃないだろ……、と僕はあきれていました。
https://x.com/kazu_fujisawa/status/2079095733358354624
『週刊金融日記 第694号 アメリカの制裁で花開きつつある中国のAIと半導体産業について解説します』
以下のXサブスク記事で、こういうのは中国AIの方がまだ情報が取りやすいんで、Kimiで作ったガイドも置いてあります。
●深セン・南油服装卸売市場の歩き方 2026年(Xサブスク記事)
https://x.com/kazu_fujisawa/status/2075883754086867022
あと、Xサブスクの方で、過去のレストランのまとめ以外になんか面白いことやろうと思っていたんですが、とりあえず、AI半導体のど真ん中のASMLとTSMCの決算があったんで、企業分析のレポート的なものをAIに生成させてみました。どんなもんか、と。まあ、正直、まだまだではあります。
しかし、僕の個別銘柄分析の知識もこれから増えていくし、AIの性能も日々上がっていくし、あと、事前にAIに与えるデータとか僕のプロンプトの書き方とかもこれから上手くなっていくんで、たぶん、次の次のASML決算ぐらいには、このAIアナリスト企画も、かなりのクオリティに達しているだろう、ということをビンビンと予感しております。
今週は、AlphabetとIntelのAIアナリストレポートを、決算前に生成してみるつもりです。
★ASMLの決算があったんで、実験的に、AI使ってレポートを生成してみました。(Xサブスク記事)
https://x.com/kazu_fujisawa/status/2077390390924386314
★こっちは、TSMCです。(Xサブスク記事)
https://x.com/kazu_fujisawa/status/2077438652377096523
Xサブスク(月3USD)は、AppleやGoogleにピンハネされるスマホのXアプリからではなく、宇宙開発を応援するためにも、天才イーロン・マスクさんのXのWebをブラウザで開いていただいて、そこから直接ポチっていただけると助かります。
今週も読者から興味深い投稿がいくつもあります。見どころは以下のとおりです。
-マニラのゴーゴーバー女子が某アメリカの電力系企業で働いていました
-学生時代から週刊金融日記を購読していて既婚ですが10年ぶりにバックナンバーを読み込みゴールできました
-キオクシア株は売るべきですか
それでは今週もよろしくお願いします。
1.メモリ半導体株(Micron、SK hynix、Samsung、Kioxia)の低PERは歴史的なミスプライスなのか 供給編
良いタイミングなのか、あるいは悪いタイミングなのか、筆者がこのシリーズを書き始めてから、メモリ半導体株は大きく下落し、大変な注目が集まっている。株価は大きく下落しても、ファンダメンタルズは何も変わっておらず、それゆえにアナリストのコンセンサス予想EPSにも変化がない。その結果、この原稿を書いている時点の直近(7月17日金曜日)の終値を使うと、歴史的に低かったPERはさらに低下することになった。
2027年のコンセンサス予想EPSに基づくPERは、Micronは約5.5倍、SK hynixは直近の下落によって約4.0倍、Samsungは約3.8倍。株価が大きく下落したKioxiaは約5.3倍である。2028年のコンセンサス予想EPSに基づくPERはさらに劇的に低下し、Micronは約4.8倍、SK hynixは約3.8倍、Samsungは約3.7倍、Kioxiaは約4.3倍といった極端に低い水準で評価されている。
先週のメモリ半導体の需要編では、よく出回っているハイパースケーラーの2026年、2027年の巨額の設備投資(CapEx)は、証券会社のアナリストがエクセルの上で作った予測ではなく、ハイパースケーラー各社が決算説明会で自ら正式に提示し、カンファレンスコールなどで、口頭でもいかにAIデータセンターの需要が大きく、逼迫しているかを強調したものであることを説明した。そして、それらはすでに各社が発表したガイダンスというだけではなく、すでに大部分が「契約」となっている。土地が押さえられ、電力が予約され、データセンターの建設が始まり、半導体が発注され、さらにその先のクラウド利用契約までがすでに締結されているのだ。こうしたCapExのうち、何割がメモリ半導体企業の売上となるのかも見積もった。
『週刊金融日記 第739号 メモリ半導体株の低PERは歴史的なミスプライスなのか 需要編』
さて、需要側の次は供給側である。市場が恐れている供給ショックは、もちろん妄想ではない。
Samsung、SK hynix、Micron、Kioxiaが同時にアクセルを踏み込み、中国ではCXMT(長鑫メモリ)とYMTC(長江メモリ)が国家資本と株式市場から巨額の資金を集めようとしている。現在の異常なメモリ価格と利益率を見たメーカーが一斉に工場を建て、その供給が数年遅れで押し寄せてくるというのは、過去のシリコンサイクルを作ってきた典型的なパターンなのだ。
歴史上、メモリ産業を殺してきたのは、外から突然現れた一社の新規参入者ではない。好況の頂点で既存各社が自ら仕込んだクリーンルームだった。したがって、数年後の供給過剰を心配すること自体は正しい。ただし、工場への投資額と、実際に市場へ出てくる販売可能ビットを同じものだと考えると、供給ショックの時期を2~3年早く見誤ることになる。
それでは、今週号では、いよいよ供給サイドを詳細に見ていくことにする。
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2.今週のマーケット
●キオクシアはピークから半値、韓国KOSPIは強制ロスカットの雪崩で阿鼻叫喚、NVIDIAフアンCEOが神田でもつ鍋!依然として半導体供給は全く足りない(金融日記 Weekly 2026/7/10-2026/7/17)
https://www.kinyuunikki.com/market-commentary/20260719-KioxiaHalvedKospiPanic.html
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3.ブログではいえないお店
-まだ品川駅周辺のオススメのレストランをまとめ中です
いろいろ外食不毛の地とディスられている品川駅周辺のレストランをまとめて記事にする、と先週言ったのですが、過去のバックナンバーを「品川」で検索しても、レストラン以外の記事がたくさん引っかかってしまって、なかなか進みません。申し訳ございません。
とりあえず、以下のふたつのお店を貼っておきます。
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4.藤沢数希の身もフタもない人生相談
-マニラのゴーゴーバー女子が某アメリカの電力系企業で働いていました
ご無沙汰しております。
先日、フィリピンのマニラに出張に行く機会があり、興味深いことがありましたので、ご報告いたします。
以前、マニラのマカティにあるゴーゴーバーでペイバー※した女子がおり、ペイバーが5,000ペソ、その後に、女子にあげるお金が5,000ペソでした。
バーで飲むし、タクシー代だとかなんかでチップあげたりすると、ここに3,000ペソは乗るので、合計13,000ペソです。
1ペソ2.6円として計算すると、1発33,800円もすることになり、日本のソープランドの方が安いです……。
マカティのゴーゴーバーはこんな感じです。
しかし、私も昔は恋愛工学をかじった者として、こうして出会ったフィリピーナの女子の1人と仲良くなり、連絡先を交換して、マニラに行く際には、直接ホテルに個人的に来てもらったり、ご飯を食べにいく仲になり、中間業者なしで1発5,000ペソぽっきりの関係を構築でき、大幅にコストカットできました。
それで、今回は、この中間業者なしで1発5,000ペソでフィリピーナとやる方法ではありません。
そんなことは、もはやメルマガ読者には自明でしょう。
興味深いことというのは、その女子が米中の覇権争いにいつの間にか巻き込まれていたことです。
今回の出張でも、また連絡すると、そのフィリピーナは私が泊まっているマニラのホテルまで来てくれました。
今は実家のあるラグナという、マニラから車で1、2時間のところに住んでおり、なんとバーで働くのを辞めて、そこの工場で真面目に働いているそうです!
夜の街のフィリピーナは、基本的にみな嘘つきなので、ふんふんと適当に聞いていたところ、いろいろ工場で同僚と働いている写真とか見せてきて、某アメリカの電力系の会社で、発電関連の部品を作っていました。
聞くと、ラグナにはたくさんの工場があり、グーグルマップでいっしょに見ていたら、東芝、三菱重工、ホンダなどの、日本の錚々たる企業の工場もあるではありませんか!
これが藤沢先生が言っていた、中国とのデカップリングで、中国の工場をアメリカとその同盟国に戻しているというやつか、と思った次第です。
最近は、世界経済や投資の話が多いので、何かヒントになれば、と思って筆を執った次第です。
今後もよろしくお願いします。
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