金融日記


週刊金融日記 第734号 読めば誰でも5分で分かる!かつて世界を制した日本のメモリ半導体興亡史、他

公開日: 2026年06月09日 X


※この記事は2026年06月09日発行の有料メルマガ『週刊金融日記 第734号』のダイジェストです。

// 週刊金融日記
// 2026年6月9日 第734号
// 読めば誰でも5分で分かる!かつて世界を制した日本のメモリ半導体興亡史
// 天才イーロン・マスクのSpaceXが上場へ
// 地方出身者は東京の高いところが大好きだという話
// 深圳南油と羅湖の追加レポ
// 他

 こんにちは。藤沢数希です。
 週末と週明けは、世界の株式市場の中心となっているAI半導体株が乱高下しておりましたね。この原稿を書いている時点では、だいぶ値を戻したようですが……。
 そして、天才イーロン・マスクのSpaceXがとうとう上場します。相変わらずの大赤字の企業ですが、人類を火星に送り込むんだ!というミッションに共感した人たちが、マスクさんの夢を買うんでしょうね。まあ、マスクさんの夢を買うための現金はどこから出てくるかというと、基本的には、他の株を売って出てくるんで、世界の株式市場はちょっとばかり需給的に不安定になります。

●イーロン・マスクが世界初の資産160兆円へ スペースX上場で兆万長者誕生
https://forbesjapan.com/articles/detail/98628

 先週号に書きましたが、Xのサブスクを始めました。月3USDです。まずは後世に残す金融日記レストランリストを作成中です。
 さて、この我らの宇宙的なソーシャルメディアであるXですが、株式交換で、まさに宇宙へ羽ばたくSpaceXに吸収されましたので、運営会社は時価総額280兆円を超えそうなSpaceXということになります。その創業者でありCEOである天才イーロン・マスクさんが、ひとこともつぶやかないものですから、僕はXのサブスクを始めるに当たって、うっかりしていたのですが、iPhoneのXアプリでポチッと購読していただくと、Apple社にピンハネされてしまいます。AndroidのXアプリの場合は、Googleにピンハネされます。どうやら、XのWebから購読していただくのが、いちばんイーロン・マスクさんの宇宙進出を応援できるようなので、できればですが、XのWebからポチっていただけると幸いです。もちろん、めんどくさかったら、スマホのアプリでいいです。
 世界一の金持ちで、文字通りに宇宙的な天才イーロン・マスクでさえ、AppleストアとかGoogleのストアとかの規約に逆らえないんだな、気を使わないといけないんだな、と気づきがあった次第です。たぶんストアの規約で、そうやって誘導してはいけないとか書いてあるんでしょうね。あのイーロン・マスクでさえ忖度しないといけないとは、AppleとかGoogleとか、すごい力を持っているんだなぁ、と思いましたわ。

●週刊金融日記 2012年4月15日 創刊号 〜 2012年8月26日 第20号 掲載のレストラン再レビュー
https://x.com/kazu_fujisawa/status/2061565670299672740

●週刊金融日記 2012年9月2日 第21号 〜 2013年1月14日 第40号のレストラン再レビュー
https://x.com/kazu_fujisawa/status/2063604329475715397

 今週も読者から興味深い投稿がいくつもあります。見どころは以下のとおりです。

-うちの母がキオクシア買っていて総資産もうすぐ4億円ですがいつ売ればいいですか
-なぜハリウッド映画の中華系が広東語を話す理由など広東語について補足です
-彼女を連れて行ってきたので深圳南油と羅湖の追加レポです

 それでは今週もよろしくお願いします。

1.読めば誰でも5分で分かる!かつて世界を制した日本のメモリ半導体興亡史

 金曜日は米国株式市場で、これまで爆上げしてきたAI半導体株、特にメモリ株も暴落して、いろいろ乱高下していますが、いまAIバブルでいちばん熱いところが、このコモディティとかシクリカル銘柄とか言われて見下されてきた、記憶装置(主にDRAMとNANDのこと)の半導体メーカーですね。
 最近のメルマガで解説しましたが、電源を切るとデータが消えるけど高速な揮発性メモリのDRAM(Dynamic Random Access Memory)と、電源を切ってもずっと保持される不揮発性メモリのNAND型フラッシュメモリの2種類があるわけです。そして、最先端DRAMやそれを積層させて作るAIデータセンターのための高性能なHBM(High Bandwidth Memory)は、米マイクロンと韓国のSKハイニックスとサムスンの3社しか作れないわけです。ここに中国のCXMT(ChangXin Memory Technologies、長鑫存儲技術)がPC用途ぐらいの分野でかなり追い上げている、という状況です。
 一方で、NAND型フラッシュメモリは、これら3社に加えて、ウエスタンデジタルから分離したSanDiskと、我らのキオクシア(旧東芝メモリ)が主要プレイヤーになります。こちらも中国勢のYMTC(Yangtze Memory Technologies、長江存儲科技)が同様にPC向けのSSDぐらいは2027年後半ごろにはかなり量産体制を確立してくると思われますが、トップを走っているキオクシアは、AIデータセンター向けのエンタープライズSSDが強いだろう、と。
 ちなみに、CXMTもYMTCもまだ上場していませんから、我々は株式投資できません。

『週刊金融日記 第732号 AIバブルでDRAMとSSDが高騰する中でWindowsPCを買ったので環境構築とメモリ業界の話』
『週刊金融日記 第733号 AIバブルはこれからが佳境!もはや米国はAGIを達成するまで全賭けし続けるしかなくなった』

 ということで、日本の半導体企業が世界を制した1980年代から、1990年代前半のアメリカによる日本つぶし、その後の韓国、台湾系企業の台頭など、この辺の日本のメモリ産業の興亡の歴史がめちゃくちゃ面白いので、それをとても分かりやすくまとめよう、というのが今週のテーマです。
 さあ、半導体産業の歴史をメモリに重点を置いて、一気に勉強していきましょう。

・・・

続きはメルマガを購読 → note夜間飛行ブロマガまぐまぐ

2.今週のマーケット

●米国株式市場でAI半導体株が急落して投資家は戦々恐々で月曜日の韓国株式市場を迎える、天才起業家イーロン・マスクのSpaceXが上場(金融日記 Weekly 2026/5/29-2026/6/5)
https://www.kinyuunikki.com/market-commentary/20260607-AIBlackFridaySpaceXIPO.html

・・・

続きはメルマガを購読 → note夜間飛行ブロマガまぐまぐ

3.ブログではいえないお店

-地方出身者は東京の高いところが大好きだという話

 約束通りに、Xのサブスクライバー向け記事として「最低でも」毎週20号分のバックナンバーを見て、レストランを再レビューしています。これは、けっこう大変な作業ですね。いまも紹介していいのかどうか、入念にWebリサーチして、直近の料理の写真とか見て、劣化していないのかどうか確認していかないといけませんからね。
 今週は、2012年9月2日配信の第21号から2013年1月14日配信の第40号掲載分から選んだ10軒のお店と、2つのスポットを掲載しました。なお、冒頭でも書きましたが、3USDのサブスクをしていただける方は、スマホのXアプリよりは、間に強欲なApple社もGoogle社も入らないよう、XのWeb(スマホのブラウザでもPCのブラウザでも構いません)からポチっていただけると、天才イーロン・マスクさんの宇宙開発も捗るというものです。もちろん、面倒な方は、スマホのXアプリからポチっていただいて全くかまいません。

・・・

続きはメルマガを購読 → note夜間飛行ブロマガまぐまぐ

4.藤沢数希の身もフタもない人生相談

-うちの母がキオクシア買っていて総資産もうすぐ4億円ですがいつ売ればいいですか

教えて先生!
私の母親が、年金生活をしながら、じつはキオクシア(285A)株を買っていて、もうすぐ総資産4億円に届きそうです。
どんどん上がっていきます。
いつ売ればいいでしょう????
母をがっかりさせたくないです。
先生の意見、アドバイスが欲しいです。
よろしくお願いします。

・・・

続きはメルマガを購読 → note夜間飛行ブロマガまぐまぐ